答えのない困りごとを、
アレフの資源に
変えていこう。
2019年入社
SDGs推進部 資源循環・廃棄物担当
主任
農学部で、野菜の栽培について学びました。大学敷地内の畑で多種多様な野菜を育てる実習を行いながら、研究室ではビニールハウスでミニトマトも栽培。生育障害の「つやなし果」の発生要因と防除方法を研究しました。高校時代から生物が好きで、微生物の世界よりも「実際に育てる」ことに関心を持っていたことが、農学部進学のきっかけだったと思います。その他にも、在学中は個人経営の飲食店でアルバイトを続けたり、登山サークルのリーダーも務めました。
チームで成し遂げた、
印象深い仕事
店舗勤務からSDGs推進部に異動した後、小樽ビール醸造所で発生するビール粕の廃棄方法を見直したことが記憶に残っています。それまでビール粕の運搬には、セメントの運搬に使われるミキサー車を使っていましたが、老朽化による車検更新を機に使用できなくなり、新たな処理方法を考えなければならなくなったのです。
代替手段として最初に挙がったのがバキューム車。ビール粕は固形と液体が混在しているため、漏らさず運ぶには密閉できる車両が必要でした。ただ、実際に試してみると問題が次々と浮上。醸造所では、2階からビール粕を落とす構造になっていますが、自重で一気に落下するためスピードが調整できず、落ち始めると止まりません。容器からどっと溢れてしまい、私が全身にビール粕を浴びてしまうなんてことも。試行錯誤の末、ブルーシートをスロープ状に加工して、勢いを和らげる工夫で投入方法を整えました。一方、バキューム車で運搬した廃棄物をバイオガスプラントに排出しようとすると、固形成分が沈んで水だけが出てしまい、ビール粕が残ってしまうという問題も発生。これも、投入ピット付きの処分場にそのまま流し込む方法に変えました。実証実験を繰り返しながら、処理方法を確立するまでには時間を要しました。醸造所の工場長や部内メンバー、廃棄物収集運搬業者の方々とも相談を重ね、頭を捻りながら模索する日々でした。転機となったのは、部内のエネルギー担当との打合せの場でのこと。相談をしたところ、社外の廃棄物処理とバイオガス発電への活用による、小樽でのリサイクルループの構築につながったのです。
解決までのさまざまなアイデアは、醸造所や打合せの場で生まれました。直接会いにいけば、メールや電話だけでは伝わらない現場の状況や肌感覚が見えてくる。状況を理解しながら、関係者と連携して解決策に導いていく方法の大切さを学べた出来事です。
入社の動機
食に携わる仕事がしたいと思いながら、製造・小売・飲食とさまざまな食品関連企業の説明会を巡っていました。そんなある日、合同企業説明会で立ち寄ったのがアレフのブース。びっくりドンキーを運営する会社とはまったく知らずに入ったのですが、レストラン事業に加え、リサイクルの推進など環境事業にも力を入れているという話を聞いて、農学部で学んでいたこととは直接つながらなくても、「新しいことが学べる」という期待感が湧きました。最終的な入社の決め手はリクルーターへの信頼です。「この企業なら向いてると思うよ」と他社についてもアドバイスをくれて、「アレフに来てほしい」という誘導より、自分にとって一番いい選択を一緒に考えてくれる姿勢がむしろ信頼につながりました。
仕事のやりがい
私の仕事では、廃棄物に関する相談が各店舗や工場からさまざまな形で舞い込んできます。店舗の花壇を撤去したら土が残ってしまった、昔からなぜか倉庫にペンキがある、パレット単位の余剰食材が期限までに処分できない。こうした、「どこに相談したらいいかわからない困りごと」を解決して頼られる存在になれるのが、私にとって大きなやりがいです。そして、廃棄物処理の最終判断を担う行政との交渉や、廃棄物の収集運搬業者、処分業者など、多種多様な外部の専門家との関係があり、専門分野の知見や地域ごとの対応の違いを吸収できることも魅力だといえます。解決までの道筋が複雑な仕事だからこそ、得られる知識の量と達成感は、他には代えがたいものではないでしょうか。
アレフで働く魅力
「困った時に手を差し伸べてくれる人が多い」というのが、一番の魅力だと思っています。温度差はあっても、自分が行き詰まっていると自然に助けてくれる人が周りにいる安心感が、未体験の業務や依頼に飛び込む時の後押しになっています。また、人を大切にする意識が、日々の関わりに中にあると感じています。入社前の丁寧な面談やメンター制度はその表れで、実際にそういう会社だと実感してからは、自分もそのやり方を当たり前にしようと思えるようになりました。店舗でのびっくりドンキー勤務も、今から思えば大切な財産です。年齢も職種もさまざまな従業員やお客様と日々コミュニケーションをとる経験が、現在の多様なステークホルダーとの仕事にしっかりと活きています。
これからの夢
「廃棄物・資源循環のスペシャリスト」になることが、今の目標です。全国展開する会社だからこそ、地域によって廃棄物の法令や処理ルールが異なります。「関西ならこうで、北海道ならこう」という地域差を把握し、どこから相談が来ても的確に答えられる存在になりたいです。もう一つ意識しているのは、自社で完結させることにこだわらず、外部の専門家や他社との連携を積極的に活用していくこと。ビール粕のリサイクルループが実現できたのも、社外のプラントとの協力があってこそでした。店舗数が増え、なおかつ人手が限られるなかで、借りられる力はきちんと借りながら、SDGsの観点から見ても価値があり、現場の働きやすさとコスト削減にもつながる新しい取り組みを、これからも形にしていきたいです。
仲間からのメッセージ
新卒の同期で、同じSDGs推進部で働いています。廃棄物やリサイクルの最新動向について助言をもらったり、大きな環境イベントへの出展時にはフォローに来てくれたり、廃棄物関連の調査に同行させてもらうこともあって、日々助けられています。店舗運営からSDGs推進部への異動という、まったく異なる分野へのチャレンジを経験しているのに、新しい知識の習得も資格取得も自分のペースで着実に進めていく適応力がすごいです。社内外を問わず多くの方と信頼関係を築いている印象があり、同期として誇らしく思っています。「リサイクルのことはK.Nさん」と、頼られる存在、部署のあいだをつなぐ存在として、どんどん活躍の場を広げていってください。








